AO建築環境デザイン - AOのもう一つの物語

香川県高松市の一級建築士事務所。賀野のどかと市原あゆみがお届けする、暮らしと仕事が交差する空間の設計。

メインビジュアル:AOのもう一つの物語

はじまりは、小学生のとき。

はじまりは、小学生のとき。「廊下を走ってはいけません」と言われたこと、あると思います。でも、先生が走っているのを見たことはありませんか?私の小学校では、先生が廊下を走っているのをよく見かける光景でした。あるとき、先生に聞いてみました。「なんで先生は走るの?」すると、先生はそっと教えてくださいました。「お手洗いに行くためだよ」と。職員用のトイレは、職員室の横にしかありません。そう。教室と職員室が遠かったのです。私は気づきました。これは人の問題ではなく 配置の問題なんだと。建築は、問題を解決できる手段なんだと感じました。

決めすぎない、固定しすぎない、余白のある建築

施設をつくるとき、利用者への配慮はよく考えられます。でも、そこで働く人はどうでしょうか。施設は、働く人がいてこそ、その場所は成り立ちます。私たちの建物は、その場にいるすべての人にとって、無理のない、心地よい空間をつくりたいと考えています。人も、組織も、時間とともに変わっていきます。だからこそ、建物もその変化に耐えられる必要があると思っております。私たちの建築は、決めすぎない、固定しすぎない、そして、余白のある建築をつくっています。私たちの建物は、竣工時で完成ではありません。完成度で言えば、6割から7割。残り3割、4割は、使う人が利用することで完成へと近づいていきます。その建物が使われなくなった時に、建物は完成すると思っています。

そこに生まれる“人の関係”や営み、物語をつくる

私たちは, 建物をつくるだけではありません。そこに生まれる“人の関係”や営み、そして、“物語”をつくっているのです。人は、言葉にならない想いをたくさん持っています。伝わらない想いを、伝わる形へ変え、そして、その人にとって必要な場をつくっていく。伝わらない想いを伝わる形へ変え、そしてやがてその想いが、多くの人の手によって必要な人のところへ届くことを願っております。街の片隅で。そっと、みなさんの物語に寄り添いながら。必要なときには、手を添えながら、支えながら、みなさんの物語を見守り続けていきたいと思っております。小さな小さな設計事務所からはじまる大きな物語。私側から見える世界は、こんな世界。みなさんは、どんな世界を見てますか?ちょっとだけ、私たちに話してもらえると嬉しく思います。

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